3月22日(土)、ケニア・ナイロビのウタリ大学で開催された第17回日本語スピーチコンテストを観覧してきました。本大会は、日本語を学ぶケニアの学生たちが日頃の努力の成果を発表する場であり、今年も非常にハイレベルなスピーチが繰り広げられました。

熱意あふれるスピーチ
スピーチコンテストのGeneral Categoryには10名の参加者が出場しました。彼らは原稿を読むことなく、すべて暗記した上で日本語のスピーチを行いました。日本語は世界でも習得が難しい言語のひとつと言われています。そのため、流暢に話せるまでに練習するには、相当な努力を積み重ねる必要があります。出場者一人ひとりが日本語への熱い情熱を持ち、日本文化に強い関心を寄せていることが伝わってきました。その姿に深い感銘を受けました。
スポンサーとしての協賛
当社もスポンサーの1社として協賛し、独自に製作した船の絵柄が表紙に描かれた 漢字練習帳を寄付しました。日本語を学ぶ皆さんの役に立てれば幸いです。他にも、17社・団体がスポンサーとして支援しており、ケニアでの日本語教育の広がりを改めて実感しました。

当社代表のスピーチ
当社の東アフリカ代表である大山が、スポンサー代表としてスピーチを行いました。彼は、参加者の日本語学習に対する真剣な姿勢や、日本語レベルの高さを高く評価しました。また、「私たちの取り組んでいる、ケニア人ワーカーの日本への送り出しプロジェクトおいて、3月に山口産業が採用を決定した3名のうち、2名は過去のスピーチコンテストの上位入賞者でした」という話をした際には、会場から大きな拍手が巻き起こりました。
さらに、大山は「Language is not just a tool for communication - It is a key that opens doors to your future!(言語は単なるコミュニケーションの手段ではなく、未来への扉を開く鍵である)」と述べ、参加者に対して、日本語の学習を続け、自らの力で未来を切り拓いてほしいというメッセージを送りました。

スピーチ後の素晴らしいパフォーマンス
スピーチコンテストの後には、小学生から高校生までの14のチームが日本語の歌やダンスのパフォーマンスを披露しました。「乾杯」や「すきやき」といった日本の名曲の合唱や、「すずめ(RADWIMPS)」や「Night Dancer(imase)」のような最近の人気曲のダンスが披露され、会場は大いに盛り上がりました。これらのパフォーマンスを通じて、日本文化がケニアの若者たちの間に深く根付いていることを実感しました。
日本とケニアの素晴らしい関係
今回のスピーチコンテストを通じて、ケニアと日本の素晴らしい関係性を改めて確認することができました。日本語学習を通じて、日本とケニアの架け橋となる若者たちがこれからも増えていくことを強く期待しています。そして、両国の関係がさらに発展していくことを確信しました。
来年への期待
今年のスピーチコンテストは非常に素晴らしいものでした。来年はどのようなハイレベルな日本語のスピーチを聞くことができるのか、今から楽しみです。日本語を学ぶ皆さんがさらに成長し、来年の舞台で輝くことを心から願っています。