商船三井ドライバルク株式会社が、HandysizeやSupramaxやUltramaxサイズのばら積み船で、(コイル(主に建材用の半製品))を、日本から主に東アフリカのモンバサ港(ケニア)やダルエスサラーム港(タンザニア)、南部アフリカのナカラ港(モザンビーク)やダーバン港(南アフリカ)へ輸送しています。
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多数の大型金属コイル
ドライバルク船は、輸送する貨物量や寄港する港の規模などに応じてさまざまな船種・船型があります。
ケープサイズバルカーは、鉄鉱石、石炭をはじめとしてさまざまな貨物に対応するドライバルク船の中で最も大きな船型で、2016年にパナマ運河が拡張されるまではパナマ運河を通行できず、喜望峰(Cape of Good Hope)経由で太平洋と大西洋を行き来していたことから名づけられました。中でもVLOC(Very Large Ore Carrier)は文字通り「とても大きな鉱石運搬船」です。比重の重い鉄鉱石をできるだけ多く運べるように船全体を大きくする一方、効率的に荷役できるよう船倉は狭く設計されています。
パナマックスバルカーは、拡張前のパナマ運河を通航できる最大サイズの船型です。長さ900ft(約274m)、幅106ft(約32m)以内で、ハンディマックスバルカーとともにメキシコ湾からパナマ運河経由でアジア向けに出荷される穀物類輸送にも多く従事しています。
ハンディマックスバルカー、ハンディサイズバルカーは荷役機器を装備し、設備のない港でも荷役が可能で世界のほとんどの港に入出港できる利便性の高さから「ハンディ」という呼称がつけられています。穀物、マイナーメタル、鉄鋼製品などケープサイズバルカーやパナマックスバルカーと比較して輸送ロットの小さい多種多様なドライバルク貨物を運搬します。また、木材チップ船、セメント船、重量物船といった特定貨物をターゲットにした多様な専用船もあります。