液化ガス船事業



「CHEIKH BOUMAMA」と名付けられた大型LNGタンカーが、側面に太字で「LNG」と書かれ、穏やかな水域を順調に航行しており、エネルギー輸送の役割を強調しています。

Cheikh Bouamama


アフリカでの活動

商船三井は、伊藤忠商事とともに、アルジェリアの国営企業ソナトラック社(Sonatrach)とその海運子会社ヒプロック社(Hyproc)と提携し、LNG(液化天然ガス)船事業に取り組んでいます。各社が4分の1ずつ出資した合弁船主会社が、146,000立方メートル型のLNG船1隻、75,500立方メートル型のLNG船2隻をそれぞれ保有しています(下表参照)。これらのLNG船は、ソナトラック社に長期貸与され、アルジェリアのBethioua(Arzew)港及びSkikda港からヨーロッパ・トルコ向けにLNGを輸送しています。

「CHEIKH BOUMAMA」と名付けられた大型LNGタンカーが、側面に太字で「LNG」と書かれ、穏やかな水域を順調に航行しており、エネルギー輸送の役割を強調しています。
LNGタンカーがターミナルに停泊しており、背景にはパイプラインで接続された貯蔵タンクが見られ、LNG輸送に関連するインフラと運用を示しています。
LNGタンカー「CHEIKH EL MOKRANI」が海上に浮かび、船首から水が流れ落ちる様子が映し出されており、LNG輸送における船の準備と運用を示しています。

Vessel Name Delivered Shipyard Tank Capacity
LALLA FATMA N'SOUMER 2004 Kawasaki Heavy Industries, Ltd. 145,000 cbm
CHEIKH EL MOKRANI 2007 Japan Marine United Corporation 75,500 cbm
CHEIKH BOUAMAMA 2008 Japan Marine United Corporation 75,500 cbm

サービス概要

LNGタンカー「CHEIKH EL MOKRANI」が海上に浮かび、船首から水が流れ落ちる様子が映し出されており、LNG輸送における船の準備と運用を示しています。

Cheikh El Mokrani

LNG(液化天然ガス)は、環境にやさしいクリーンなエネルギーとして、世界各国で需要が増加しています。商船三井は、1983年にLNG輸送に参画して以来、多くのノウハウと実績を積み重ね、LNG船の所有・管理・運航において、世界トップクラスのシェアを誇ります。さらに2018年にはロシアのヤマルLNGプロジェクト向けに北極海航路を切り拓く邦船社で初となる砕氷LNG船の運航を開始するなど、最先端を走る取り組みを行っています。

商船三井では、東京・ロンドン・シンガポール・ジャカルタ・マスカット(オマーン)・アルズー(アルジェリア)の世界6拠点でLNG船の船舶管理を行い、高度な輸送技術と熟練した人材で安全運航を維持しています。

2016年にはLNG船、LPG船の両分野で得た豊富な経験とノウハウを活かして、インド・リライアンス社との戦略的提携により世界初となる大型液化エタン専用船による輸送事業に参入しました。

今後も拡大が見込まれる液化ガス輸送需要に応えるべく、安全で確実な海上輸送サービスの提供に努めていきます。